オリックス西川龍馬5試合ぶり安打で追加点 FA移籍の使命果たす

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○オリックス3―1日本ハム●(4日・京セラ)

 フリーエージェント(FA)で移籍してきた身だ。結果が求められるのは承知している。オリックスの3番・西川龍馬が5試合ぶりの安打で、チームがほしがっていた追加点をたたき出した。

 2点リードの三回1死二塁、日本ハムの投手は加藤貴之だ。追い込まれたが低めの沈む球を右前へ転がした。「飛んだ所が良かった。あそこは最低限、転がすなり、外野まで持っていくなり」とホッとした様子だ。

 広島から移籍して1年目のシーズンは31試合に出場しているが、打率は2割7厘と周囲の期待とはかけ離れている。セ・リーグからパ・リーグへ舞台を変え、心構えはしていた。だが、実際は違った。「パワー系の投手が多いとは思ってましたけど、予想以上って感じですかね。『ここはさすがに(勝負は)ないやろ』というところで来て、だから1個(タイミングが)さされる」と球速と球威、配球の違いをひしひしと感じている。

 4日は適時打を放つも4打数1安打2打点。1日だけの結果では何とも言えないのが本音だ。ただ、今回の適時打は「何回か(加藤と)やってるんでイメージはできていた。ある程度やっていった中で傾向があると思う」。今後、パの野球の経験を重ねることで対応したい。中嶋聡監督は「まあ、打ってもらわなきゃ困りますんでね」。昨季は外野手でセのベストナインにも選ばれた29歳。この一打を糧にできるか。【荻野公一】

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