首位セレッソ大阪のDF鳥海晃司(28)が2日、3日の本拠地ヨドコウでの北海道コンサドーレ札幌戦に向けてオンラインで取材に応じた。

今季ここまで7試合に出場し、現在4戦連続フル出場中のセンターバック(CB)。J1通算60試合1得点の数字を重ね、札幌戦では3試合ぶりの勝利はもちろん、今季5度目の無失点試合も目指す。

「(現在の首位は)数字だけを見たら悪くはない。ただ、もうちょっと勝ち点を伸ばせたかなと正直、振り返って思う」

開幕10戦で5勝4分け1敗の勝ち点19は、2位FC町田ゼルビアと並び、得失点差で上回るだけ。6位名古屋グランパスまでは今節で首位に浮上する可能性がある大混戦だけに、C大阪は引き分けでは首位は守れないだろう。

今季のC大阪は左サイドバック(SB)のDF登里享平(33)が、攻撃時はボランチの位置に入ってパスの組み立ても担う。その特長を「徐々に相手に対策されつつあるので、もう1個上のところを突き詰めていきたい」と、鳥海は向上心を忘れない。

本来は左SBだったDF舩木翔(26)が今季はCBに回り、鳥海との2人が中央にカギをかけている。相棒の舩木については「能力のある選手なので、(要求に対して)すぐに実行してくれている。僕としてもやりやすい。お互いに今週の練習でも、声をかけ合ってできた。(札幌戦は)勝つだけ」

現在カタールで開催中のU-23アジア杯には、同僚CBのDFジャスティン・ハブナー(20)がインドネシア代表で、DF西尾隆矢(22)が日本代表でプレーしており、けがで長期離脱中のDF進藤亮佑(27)も復帰すれば、C大阪のCBはリーグ屈指の選手層となりそうだ。