ロッテのドラ2ルーキー大谷輝龍投手(23)が「岸フォーム」で存在感を発揮した。

2軍戦で初先発。1回を3人6球で抑えると、その後もこの日最速の151キロとキレのあるフォークボールを武器に4回無安打無失点4奪三振で初の先発登板を終えた。「先頭を取るだったり、ストライク先行、自信のあるボールを初球に投げることは意識しました。先発のイメージはできていたので、自分の中で良かった」とうなずいた。「1回先発できたので、僕自身は先発していきたいなっていう気持ちがあります」と意欲を見せた。

投球フォームが楽天岸孝之投手(39)にそっくりだ。「元々小さい頃から岸選手が好きです。別にまねしてたわけじゃないんですけど、プロに入ってから似てるって言われて。そこから、似せていこうと思ってやってみたら、すごい投げやすかった」と何度も動画を見返して、憧れの投手のフォームにいきついた。

「まずは与えられたポジションでちゃんと0に抑えるってことと、欲は出しすぎずに1個ずつ段階踏めるように」と焦らず、今度は1軍のZOZOマリンスタジアムのマウンドに立つ。