特集

藤井聡太

2016年に将棋棋士としてデビューし、21歳2カ月でついに史上初8冠の偉業達成――。「天才」藤井聡太名人の歩みをクローズアップ。

特集一覧

叡王戦第3局 伊藤七段が初タイトルに王手 藤井8冠維持に黄信号

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
叡王戦五番勝負第3局の対局に臨む藤井聡太叡王(手前左)と挑戦者の伊藤匠七段(同右)=名古屋市中区で2024年5月2日(日本将棋連盟提供) 拡大
叡王戦五番勝負第3局の対局に臨む藤井聡太叡王(手前左)と挑戦者の伊藤匠七段(同右)=名古屋市中区で2024年5月2日(日本将棋連盟提供)

 将棋の第9期叡王戦五番勝負(不二家主催)第3局が2日、名古屋市中区で指され、挑戦者の伊藤匠七段(21)が藤井聡太叡王(21)に146手で勝ち、初のタイトル獲得に王手をかけた。藤井叡王がタイトル戦で先にカド番に追い詰められるのは初めてで、8冠維持に黄信号がともった。第4局は31日に千葉県柏市で指される。

 伊藤七段は2023年10~11月の竜王戦と24年2~3月の棋王戦でも藤井叡王に挑戦したが1勝もできずに敗退。タイトル戦3度目の挑戦となる叡王戦では第1局に敗れたが、第2、3局と連勝を決めた。

 終局後、伊藤七段は「中盤のバランスの取り方に課題が残ったので、しっかりと振り返って次局に臨みたい」と語り、藤井叡王は「星取りとしては厳しい状況になってしまったが、やることは変わらない」と巻き返しを期した。【丸山進】

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月