女優玄理(ひょんり=37)が2日、都内で、映画「無名」(チェン・アル監督、3日公開)トークイベントに登壇し、香港を代表する名優のトニー・レオンとの初対面について語った。

同作はトニー・レオンとワン・イーボーがダブル主演を務める、第2次世界大戦下の中国を舞台に暗躍した名もなきスパイたちの運命を描いた、スパイ・ノワール。汪兆銘政権の諜報(ちょうほう)員フーをトニー、その部下イエをイーボーが演じた。

玄理はプレゼンターを務めた香港で開催されたアジアのアカデミー賞と言われる「アジア・フィルム・アワード」でレオンと対面。映画祭では「にこやかな方だなと思って。お話しできたらと思っていました」。

同映画祭のアフターパーティーには「信じられないくらいの人だかりだった」と振り返り「ここをかき分ける勇気はないと思いつつ、目が合ったのでふらっと近づいていきました」と笑顔。玄理は現在もトニーとのツーショットを待ち受けにしており「待ち受けにして3カ月。今見ると、緊張した顔で映っていました」と照れながら語った。

同作の魅力について「今までもトニーさんの映画を見ていますが、この映画で見るトニーさんは初めて。(主演の)2人ももちろんかっこいいんですが、女優さんも浮世離れしたきれいさ。一緒に生き残る気持ちの強さが短い時間で伝わる、目の強さがありました」と明かした。