演歌歌手神野美伽(58)が2日、大阪・新歌舞伎座に出演。大阪府貝塚市出身とあって、地元ファンから再婚を祝う歓声があがった。神野は1日付、自身のブログで結婚を明かしていた。

この日は先輩歌手、舟木一夫(79)とのジョイントコンサート(公演は8日まで)。ふたりそろって着物姿でステージに登場した。

オープニング曲は、テレビ時代劇の主題歌で舟木のヒット曲のひとつ「銭形平次」。舟木のリードで神野も途中から歌い、異色のデュエットとなった。

早々に舟木から「奥さま、よろしくお願いします」「あ、若奥さまと呼ばず、すみません」とジョークまじりに神野を祝福。神野も笑顔で答えた。

「せっかく2人でやるんだから『みかりん』『かずぽん』と呼び合おうか」という舟木の提案に、神野は「大先輩相手にとても、そんな」と恐縮しきり。

この2人は旧新歌舞伎座で33年前に共演した間柄。「あの頃は、まだ25歳でした。舟木さんも40代だったんですね。でも80歳くらいの貫禄がありましたよ」と神野もリラックスした表情を見せた。

「春夏秋冬 屋形船」「あんたの大阪」などを歌った神野は「33年ぶりにこうして一緒に歌わせてもらえるとは、なんて幸せでしょう」と感激の面持ち。幸せオーラを漂わせていた。

神野は99年に作詞家荒木とよひさ氏と結婚したが、15年に離婚した。6月19日にはデビュー40周年コンサートのDVD、CDが発売される。