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南太平洋ソロモン諸島の議会(1院制、定数50)は2日、総選挙を受けた首相選出投票を行い、与党連合が擁立したジャーマイア・マネレ外務・貿易相を新首相に選出した。ソガバレ前首相が進めた親中路線が維持されるとみられる。
投票はマネレ氏と野党連合を率いるマシュー・ワレ氏の一騎打ちとなり、結果はマネレ氏31票、ワレ氏18票、棄権1票だった。
ソガバレ氏は2019年に台湾と断交し、中国と国交を樹立。22年4月には安全保障協定を結ぶなど、中国と急接近した。オーストラリアメディアによると、マネレ氏は中国との関係を維持する一方、他国とのバランスも重視する姿勢を示唆しているという。
先月17日投票の総選挙では、与党が議会第1党となったが、ソガバレ氏は続投を断念し、後継の首相候補にマネレ氏を立てた。ワレ氏は対中依存の見直しを訴えていたが、無所属議員の取り込みで後れを取った。【バンコク石山絵歩】