ツアー2勝の菅沼菜々(24=あいおいニッセイ同和損保)が1バーディー、ボギーなしの71で回り、1アンダーと上々のスタートを切った。

“メジャー大会仕様”の難コースでもしっかりスコアをまとめた。「今年は多分ノーボギーで回れたことがなかったのに、ここでノーボギーというのが私らしいなと思う」と笑顔。「朝の練習でキャディーさんと、『(ボギーが)5、6個来ると思うから我慢しよう』と話していたので、そういう気持ちがいい方向に行ったかな。ビンチがなかった」とうなずいた。

今季8大会に出場して予選落ちが6回。オフに右膝を痛めた影響で、いつの間にかスイングに悪影響が出ていた。前週の大会前にそのことに気づき、修正に着手。「結果は予選落ちだったけれど、ショットは良かった。これから頑張れそうだなという感覚がつかめてきたところ」。その好感触を、国内メジャー初戦での好ダッシュにつなげた。

自称アイドル風ゴルファーはこの日、初めてアン・シネ(韓国)と同じ組でプレー。ホールアウト直後にはハグを交わした。セクシークイーンの異名を持つ相手との共演に、「私にはない大人っぽい雰囲気がすごいなと思いました。なんかいい匂いがするし、めちゃよかった。明日も一緒に回れてうれしい」。その表情に、明るさと輝きが戻ってきた。

笑顔の原英莉花 水分補給する柏原明日架/女子ゴルフ第1日写真特集3