人気ユーチューバーのHIKAKIN(35)が2日までにYouTubeチャンネルを更新。人生で「最も過酷」だったという動画撮影を振り返った。

HIKAKINは4月21日にX(旧ツイッター)で「ヒカキン35歳を記念して人生35年間で『ダントツで最も過酷かつ大変な動画』を撮りました。もう少しで公開予定。お楽しみに」と予告していたが、その動画はヒップホップユニットCreepy Nutsのヒット曲「Bling-Bang-Bang-Born」をオープニングテーマに起用したテレビアニメ「マッシュル-MASHLE-」第2期ノンクレジットOPムービーの再現動画だといい、「製作費に約5000万円、撮影はまさかの4日間連続、70時間超えの撮影」だったと振り返った。

早朝から深夜まで及んだ4日間の撮影のうち、睡眠時間は1日平均2~3時間。4日間で合計10時間程度の睡眠しかとれず、その中で30種類以上のキャラクターを演じるなど、これまで経験したことがないほどハードなものだった。

「3日目で疲労のピークに達していて、人生最大級に追い込まれていました」。さらに1秒のシーンに苦戦してスケジュールが押してしまったことで、「限界の糸みたいなものがブチ切れたっぽくて、自分の中ではその時に何かが壊れていた」といい、ホテルに戻ってベッドに入るも幻覚のようなものに見舞われて眠ることができず、「自分でも意味わかんなくなっちゃって、怖くなっちゃって。目を瞑っているのか、開けているのか分からない…ここでぶっ壊れたんですよ完全に」とその時の恐怖を語った。

「パニックになっちゃって救急車を呼ぼうかと思った」ほどで、撮影中止も考えたという。マネジャーを部屋に呼んだり妻に電話をしていたというがその記憶もあいまいだといい、後にその時の様子をマネジャーに尋ねたところ「無表情で涙が流れていた」と言われたと明かし、「ぶっ壊れてるやん」と自虐的に苦笑した。

そうした状態ながら撮影をなんとか終えたというが、ファンからは「そのうち、鬱とパニックを併発しそうな気がするので、本当に休んで欲しい」「無理しないでって言葉本当にみんな言ってるけど、多分HIKAKINは休まないと思う。スタッフさん何週間か休ませてあげて……これ以上働いたら本当に手遅れになりそうで本当に心配……」「笑われへんくらい大変な事になってますね。話を聞いててすごく怖い気持ちになりました。自分の身内で働きすぎて壊れた人を間近で見たのであの時のようには絶対なってほしくないです。本当に無理はしないでください」と、心配の声が多数寄せられた。