黄綬褒章受章の宮下瞳騎手が報告会「一日でも長く頑張る」

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ファンに褒章受章を報告する宮下瞳騎手(中央)=愛知県弥富市の名古屋競馬場で2024年5月1日午後3時21分、荒川基従撮影 拡大
ファンに褒章受章を報告する宮下瞳騎手(中央)=愛知県弥富市の名古屋競馬場で2024年5月1日午後3時21分、荒川基従撮影

 女性騎手の通算勝利記録を更新し続けている名古屋競馬所属の宮下瞳騎手(46)=愛知県弥富市在住=がこの春、黄綬褒章を受け、1日に名古屋競馬場(弥富市)でファンへの受章報告会を開いた。女性騎手の褒章は中央・地方競馬通じて初めて。「おめでとう」の声援と大きな拍手を浴び、「誇りある章を受けられ、すごくうれしい。一日でも長く頑張りたい」と話した。

 宮下騎手は1995年に騎手免許を取得し、同年10月にデビューした。女性騎手の通算勝利記録を更新していた2011年8月、出産を機に騎手免許を返納して引退した。だがその後、長男の応援をきっかけに再び騎手を目指そうと決意。家事や育児をしながらトレーニングや勉強に励み、16年8月に復帰を果たした。

 21年11月に通算1000勝を達成。今も中学1年の長男・優心さん、小学4年の次男・健心さんを育てながら騎乗し続けており、この日も2勝を挙げて通算記録を1219勝に伸ばした。

 宮下騎手は取材に「復帰を目指した時は、落ちてしまった体力を取り戻すのに努力しなければならなかったが、苦労したかいがあった。頑張れるのは2人の息子の存在があるから」と明かした。【荒川基従】

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