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できるだけラクをしてかつ健康的に内臓脂肪を減らす方法

2024.05.01

「そろそろ痩せなくちゃまずい!」と思いつつ、なかなかダイエットが始められなかったり、続かなかったりした経験はありませんか?ものぐさなマインドも、続けられない挫折も、誰しも一度は抱えたことがあるはず。

勝手に内臓脂肪が減ってくれたら、どんなにいいことか――。そんな奇跡の願いをかなえるダイエットが医師の齋藤真理子さんによる「齋藤式満腹やせメソッド」です!

彼女の著書『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』から一部を抜粋・編集し、内臓脂肪を落とすための基礎知識や続けやすいダイエットのコツを紹介します。

勝手に内臓脂肪が落ちる体に

なかなか落とせずに苦労をしているのに、どうやって、体を蝕み続けるこの憎むべき内臓脂肪を取り除けばいいのでしょうか。

さまざまなやり方があると思います。

激しい運動をして筋肉をつけて、代謝を上げる。食事の量をぐっと減らす。

どれも確かに効果はあると思います。

ですが、できるだけラクに、そして健康的に、一瞬ではなく永遠に内臓脂肪とサヨナラしたいのであれば、ポイントとなるのは次の2つです。

この2つのポイントさえ押さえていれば、激しい運動や厳しい食事制限をすることなく、叶えることが可能です。

それは「脂肪燃焼体質になる」ことと、「血糖値を安定させる」ことです。

まず「代謝のメカニズム」について説明しましょう。

長い間、人間が活動するうえで筋肉や内臓を動かすエネルギー源は主にブドウ糖(糖質)だと思われてきました。

さらに、「脳がエネルギー源とできるのはブドウ糖だけ」という定説も長い間ずっと信じられ続けていたことは、知っている人も多いことでしょう。

しかし、近年の医学研究が進むにつれ、人間のエネルギー源は糖質だけではなく、脂肪を分解してできる、「ケトン体」という代謝産物によっても得られることがわかってきています。

お米やパンなどはすぐにエネルギーになるイメージがあるので、炭水化物(糖質)を摂らないと生きていけないと思っている人は多いと思います。

しかし、実際に数日間ダイエットのために炭水化物を抜いても、死んでしまう人はほとんどいません。

それは、体内の糖質が不足して飢餓状態に陥ったら、肝臓が摂取した脂肪やタンパク質、また体に蓄えられた脂肪から「ケトン体」という物質を生成して、糖質に代わるエネルギー源に変えるためです。

このケトン体をエネルギーにすることを「脂質代謝」といい、糖質ではなくケトン体をエネルギー源にできている状態を「脂肪燃焼体質」といいます。

そもそも何億年前の太古の昔、人間の主食は肉であり、糖質はほとんど摂られていませんでした。

それでも、狩猟などで激しく身体を動かしながら生活できていたのは、「脂肪燃焼体質」だったからです。

それが糖質をたくさん摂るようになり、主なエネルギー源が糖質になったため、糖質をエネルギーへと変える「糖質代謝」がメインになり、「脂質代謝」をほとんど行わなくなっていったのです。

つまり、人間の体には、内臓脂肪を減らしてエネルギーへと変える機能が太古より備わっており、その眠っている機能を呼び覚ませば、内臓脂肪が増えるリスクを減らすことができるのです。

ケトン体と聞いてひと昔前に流行った「ケトジェニックダイエット」を思い浮かべた方もいるかもしれません。

脂肪燃焼体質になって脂肪が落ちやすい体を目指したもので、短期間で絶大な効果が出やすいと、数年前からハリウッドセレブを中心に注目されてきました。

ただし、当初のケトジェニックダイエットは、厳しい糖質制限をして脂質メインの生活に切り替えるという相当キツいものであり、なおかつ、毎食のメニューに大量の肉や魚、チーズやナッツ、アボカドなど良質な脂質を必要とする、非常にお金もかかるものでした。

また、短期間で体重減少に絶大な効果がある半面、糖質を極端にカットすることで筋肉も減ってしまうため、やめた後にリバウンドも引き起こしやすい、というデメリットもありました。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

きつくて続かないダイエットをあれこれがんばるよりも、まずは正しい知識を持って、継続できる方法を取り入れていくことが大切です。

「すぐに効果が実感できないと嫌」「忙しくてダイエットに時間を割けない」という人におすすめの「齋藤式満腹やせメソッド」。ラクに痩せられる健康メソッドが詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。

「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

著者/齋藤真理子(アスコム)
医療法人社団山本メディカルセンター理事長。
医学博士、日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。
昭和大学医学部大学院卒業。2010年に山本メディカルセンターに入職。皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月山本メディカルセンター2代目院長に就任。
日々の診療を通して、「健康は決して外からの治療だけで得られるものではなく、分子レベルで、身体の内側から健康にならないと成り立たない」と実感し、分子栄養学認定医の資格を取得。さらに、自身でもさまざまな健康法・ダイエット法を実践。その知識と経験をもとにしたわかりやすい解説で、NHK「あさイチ」、テレビ朝日「林修のレッスン!今でしょ」、中京テレビ「それって!? 実際どうなの課」など、テレビ出演も多数。
さらに、分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン・桜山茶寮や、訪問看護ステーションなども運営し、総合的に患者さんの健康管理をサポートしている。

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