ヤクルトが、巨人ドラ1ルーキーを攻略して2連勝とした。

1点ビハインドの7回。3番手の西舘に襲いかかった。先頭の代打西川の右前打から流れが動いた。続く丸山和がきっちり犠打を決め1死二塁。青木四球後、オスナが三振に倒れ二死とされたが、村上が四球を選んで満塁。一打で試合をひっくりかえす好機で、サンタナは初球の甘い球を見逃さなかった。

真ん中寄りの139キロのカットボールを右前に運んで、決勝打となる逆転2点適時打。「野手のいないところに打とうと思っていた。良いところに転がった」と喜んだ。4回にも先制点となる適時二塁打を放つなど存在感を見せ、4打数2安打3打点と期待に応えた。打線の奮起が勝利を呼び込み、高津監督は「コツコツと1点ずつ取っていきたい中で、打つ方もなんとか塁に出ようという気持ちが出ていた」とたたえた。