日本代表の森保一監督(55)が30日、U-23日本代表のパリオリンピック(五輪)出場決定を見届け、カタール・ドーハから帰国した。

6月にはワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー戦、シリア戦が控える。日本は既に最終予選への突破が決まっている。森保監督は消化試合でもある6月の招集メンバーの構想に「可能な限り、選手、戦術をミャンマー戦、シリア戦でその先に向けて試していきたい。ただ、試しすぎて(最終予選の)9月にいいパワーが持てないことも考えられる。そこは、これまで招集してきた選手たちを中心に積み上げを考えながら新たなチャレンジをしたい」と、大幅な選手の入れ替えには慎重な姿勢を示した。

欧州組にとって、シーズンが終了した6月は体を休める期間でもある。DF冨安健洋は負傷明け、MF三笘薫は今も負傷離脱中だ。指揮官は「満身創痍(そうい)の選手も多数いる。休ませることも考えていきたいが、代表期間が空くと別のチームになっていることもありえて、連係が難しくなったりするのもある。まずは選手ファーストで負傷しないように、プレーできている状態であれば、招集候補に入ってくる」と考えを述べた。