特殊詐欺防止、広島県内最多の6回 ファミマ店舗に感謝状

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感謝状を受け取った坂田さん(中央)=広島県警竹原署で2024年4月25日午前10時8分、井村陸撮影 拡大
感謝状を受け取った坂田さん(中央)=広島県警竹原署で2024年4月25日午前10時8分、井村陸撮影

 広島県警は25日、県内で最多となる6回の特殊詐欺を防いだ竹原市の「ファミリーマート竹原下野店」に感謝状を贈った。竹原署での贈呈式に坂田まさ子店長が出席し、若林栄児・県警生活安全部長から感謝状を受け取った。

 同署などによると、3月12日午後9時ごろ、来店した60代男性が5万円分の電子マネーカードを購入した後に追加で10万円分の電子マネーカードを購入しようとしたため、不審に思った男性店員が声をかけた。その際男性客は「パソコンがウイルスに感染したため、対策が必要だ」などと話していたことから詐欺を疑い、竹原署に通報した。同店は2021年8月から23年10月までに5回、特殊詐欺の入金などを防いでいる。

 同店舗では、高額の電子マネーカードを購入する客や、慌てた様子の客には、声かけをして特殊詐欺を防止しようとスタッフ全員に徹底しているという。坂田さんは「6回も未然防止をしたということは、それだけ被害が頻発しているということ。今後も地域住民の財産を守っていくため声かけをしていきたい」と話した。【井村陸】

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