首相「真摯に重く受け止める」 自民が衆院3補選で全敗

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衆院3補選の結果などを記者に問われ、厳しい表情を見せる岸田文雄首相=首相官邸で2024年4月30日午前9時42分、平田明浩撮影 拡大
衆院3補選の結果などを記者に問われ、厳しい表情を見せる岸田文雄首相=首相官邸で2024年4月30日午前9時42分、平田明浩撮影

 岸田文雄首相(自民党総裁)は30日、自民が全敗した28日の衆院3補欠選挙について「真摯(しんし)に重く受け止める」と述べた。衆院解散・総選挙の時期については「一つ一つの課題に取り組み、結果を出すことに専念しなければならない。全く考えていない」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 党執行部の責任論については「政権与党としても課せられた課題に一つ一つ取り組んで、結果を出すことによって責任を果たしていかなければならない」と強調。執行部の交代には否定的な考えを示した。

 首相は、自民が唯一公認候補を擁立して敗北した島根1区について「政治資金の問題が大きく足を引っ張った。候補や地元の応援していただいた方々に申し訳なく思っている」と表明。「自民党改革や政治改革、賃金や物価対策などの課題に一つ一つ答えを出していかなければならない。それによって国民の信頼回復に努めたい」と強調した。

 また、外国為替市場で円相場が乱高下する中、政府・日銀による為替介入が行われたかどうかについては「有無も含めてコメントは差し控える」と述べるにとどめた。【内田帆ノ佳】

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