日本(B組2位)がイラク(C組1位)に完勝し、今夏のパリ五輪(オリンピック)出場を決めた。8大会連続12度目。アジア最終予選(3・5枠)を兼ねた大会の、勝てば出場権が確定する一戦で、前半にFW細谷真大(22=柏レイソル)とMF荒木遼太郎(22=FC東京)が得点を奪い、決勝進出を果たした。

MF藤田譲瑠チマ主将(22=シントトロイデン)が2アシストを記録。どちらの得点もお膳立てした。1点目は、前線からペナルティーエリア内へ抜け出す細谷に浮き球のパスをピタリ合わせた。2点目は荒木に中央からスルーパスを供給した。

主将の重圧も抱えながらパリに導いた背番号8の一問一答は次の通り。

-今どんなお気持ちですか

はい、オリンピックの出場権獲得は自分たちにとって最低限の目標だったので、まずはそれを達成できてうれしく思います。でも、自分が狙っているのはやっぱりアジアの頂点なので、次もしっかり勝てるように、いい準備ができたらいいなと思います。

-準決勝。この試合に勝てばパリ五輪の出場が決まるという難しい試合だったと思います。どんなことを考えながら試合に入りましたか

はい。タフなゲームになることは分かっていたので、しっかり準備することだったり、気持ちの面でも相手に負けないように、強く強い気持ちで入ろうっていうのは準備していました。

-その中で2得点、キャプテンのアシストから生まれました。それぞれどのようなことを考えてあの得点シーンは生まれたんでしょうか

はい。1点目に関しては真大がずっと動き出しをするのは見ていたので、自分にチャンスがあったら狙おうって意識があったので、そのワンチャンスでうまくパスを出せて良かったなと思います。2点目に関しても荒木がいい動き出ししてくれたので、自分はただ通すだけだったので。本当に2人に感謝したいです。

-あらためて、立ち上げからこのチームに長く関わってこられたと思います。今、主将としてどのような気持ちがこみ上げてきていますか

本当にこのチームも強くなったと思いますし、まだまだ強くなれると思うので、自分を中心に、もっとレベルを上げていければいいなと思ってます。

-次はアジアの頂点を懸けた決勝戦です。どんな試合、どんなプレーをサポーターの皆さんに向けて届けたいですか

はい。いつも通り自分たちは全力でプレーして、試合をコントロールできるように。アグレッシブにサッカーできたらいいなと思います。

5月3日(日本時間4日午前0時30分)の決勝では、準決勝第1試合でインドネシアを2-0で下し、初の五輪切符を手にしたウズベキスタンと対戦する。

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