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円安と物価高

日本の物価が上がっています。円安・ドル高もコスト上昇に拍車をかけ、賃上げの動きも見られます。

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市場は「為替介入」警戒 円安の流れは継続か 鍵は日米の金利差

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記者の質問に答える財務省の神田真人財務官=東京都千代田区で2024年4月29日午後6時16分、加藤美穂子撮影
記者の質問に答える財務省の神田真人財務官=東京都千代田区で2024年4月29日午後6時16分、加藤美穂子撮影

 29日の外国為替市場は大荒れとなった。円相場は一時、160円台まで下落し、約34年ぶりの円安水準を更新。その後一気に円が買われ、一時は5円超も円高に振れた。市場では政府・日銀による為替介入の可能性も指摘され、経済界からは消費などへの悪影響を懸念する声が上がった。しかし、日米金利差が縮まらない限り、円安傾向は今後も続きそうだ。

 29日の円相場は午前10時半ごろ、1ドル=158円台前半から一気に160円台前半に下落した。市場で意識されていた節目の160円台に乗せ、関係者の間に円買い・ドル売りの為替介入への警戒感が高まった。

 その後159円台半ばまで戻した後、午後1時過ぎに円は急騰。154円台まで円高に振れた。午後5時の時点は155円台半ばで推移した。

 第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは「午前中に付けた1ドル=160円台に対し、政府が『許さない』という威圧的な動き…

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