開幕前に育成から支配下入りしたソフトバンク仲田慶介外野手(24)がうれしいプロ初ヒットを放った。

3点を追う7回無死一塁。8番海野の代打で出場。西武先発の高橋の7球目を中前にはじき返し好機を広げた。

「素直にうれしかったです。ほとんど打席のチャンスがない中でしたが、いつか1打席チャンスが来ると思っていた。打席に入っても思い切り行けた。準備があったので思い切っていけたのがよかった」。13日の西武戦(ベルーナドーム)で代打出場がプロ初打席。しっかり四球を選んだが、プロ2打席目にしてメモリアルの快音を響かせた。

練習の虫と呼ばれる男はドーム外でもバットを振り続けた。「速いボールを見ておかないと」と休日など福岡市内のバッティングセンターに通い小学生らに交じって懸命にバットを振り込んだ。スタンドには連日家族が応援に駆けつけた。仲田の一打もあって1点を返すと、最後は柳田の劇弾でサヨナラ勝ち。チームの勝利に貢献し若鷹は笑顔いっぱいだった。

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