タレント、マツコ・デラックスが29日、月曜レギュラーを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)に出演。「国力低下」を嘆いた。

番組では、明治安田生命が行った家計に関する調査を紹介。ゴールデンウイークの予算が昨年より1万円ダウンし、おそそ半数が「自宅で過ごす」と回答したことを伝えた。

マツコは、円安を受けた“日本人気”について「今インバウンドの人たちありがたいけど、価格設定がインバウンド用になっちゃってるから。1万円どころじゃないよね、2万円、3万円ダウンくらいの感じだよね」と生活者としての実感を語った。

MCのフリーアナ垣花正が「観光地は外国人の方が半数以上みたいですね」と話すと、マツコは「観光地じゃないところにも。外国の人ってすごいと思う。何でこんなところにいるんだろう? ってところにいっぱいいる」と驚いた。

投資家の若林史江氏が外国人観光客と日本人向けの設定価格を分ける「二重価格」を提案すると、マツコは「とうとうやっちゃう? それって私たちが10年、20年前に外国に行ってやられてたことじゃん?」と疑問。若林氏は「可処分所得は下がる一方ですからね」とため息をつくと、マツコも「国力低下というか…すごい感じるよね」とうなずいた。

一方で観光地が潤うことは歓迎し「ここは日本経済のために、私たちは文句言わず」。また「ホテルも1・5倍とか2倍くらいの設定になってるけど、私たちはサービスエリアで車中泊をし。お風呂もついてるところあるから。いくらでも楽しいことは見つかりますから」と語った。