ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、父の誕生日と球団通算4500勝のメモリアルデーを豪快な1発で祝福した。

7点リードの4回1死、巨人グリフィンから右中間席上段へ5号ソロ。「しっかりといいスイングで、いいホームランだったと思います」と6試合ぶりの感触をかみしめながら、51歳を迎えた父公弥さんに「お父さん誕生日おめでとう」と祝福のメッセージをコメントした。

父にとって、最高の誕生日プレゼントを息子が贈った。試合前には、スマートフォンでお祝いのメッセージ。言葉とともに、グラウンドでは1回に先制打、7回にも中前打を放ち、3安打猛打賞で記念日を彩った。世間はゴールデンウイーク中だが、子どもの頃の思い出は「野球しかしてないです」。父へのホームランのプレゼントは19年以来で「喜んでくれてるのかなと思います」と話した。

「村神様」とともに、キャプテンの1発も球団の節目の勝利に花を添えた。5点リードの3回無死一塁、山田がグリフィンから左翼席へ今季1号2ラン。3月29日の中日との開幕戦で下半身のコンディション不良を訴え、翌30日に登録を抹消。4月20日のDeNA戦で1軍に昇格し、今季8試合目、23打席目での初アーチに「しっかり初球から自分のスイングができた」と納得の表情で話した。

村上&山田のアベックアーチを含む16安打9点で大勝し、連敗を2で止めた。高津監督は「哲人(山田)もムネ(村上)の本塁打も大きかったですし、いろんな形で打線がつながって点が取れた」と評価。球団通算4500勝に「次の1勝を目指したいです」と4501勝目を見据えれば、村上も「大きな数だと思いますし、今後も1勝でも多く勝ちを積み重ねていければ」と誓った。【久保賢吾】

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