猫の「たま駅長」生誕25年式典 地方鉄道見直しに功績 和歌山

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小嶋光信社長に抱き上げられる「ニタマ」。奥は「よんたま」=和歌山県紀の川市で2024年4月29日午前11時16分、藤木俊治撮影 拡大
小嶋光信社長に抱き上げられる「ニタマ」。奥は「よんたま」=和歌山県紀の川市で2024年4月29日午前11時16分、藤木俊治撮影

 和歌山電鉄貴志川線・貴志駅(和歌山県紀の川市)の駅長として人気だった三毛猫の「たま」の生誕25年にちなむ式典が29日、同駅であり、ファンらが往事の活躍を懐かしんだ。2015年にたまが死んだ後も電鉄の運営会社が開いている。

 「25」の形のろうそくを立てたケーキが用意され、たまの後継に当たる猫の「ニタマ」「よんたま」が参列。ファンや外国人観光客ら約50人が見守る中、ニタマを抱いた小嶋光信社長が「たまちゃんのおかげで地方鉄道が見直されるようになった」と功績を紹介し、ろうそくの火を吹き消した。

 家族連れで訪れた同県海南市の公務員女性(34)は「電車内は観光客が多く、コロナ禍で途絶えたにぎわいが戻ってきてよかった」と満足そうだった。

 式典では、和歌山電鉄と県内のeスポーツチーム「和歌山インダミタブルパンダ」とのパートナーシップの調印式もあり、共に地域活性化に取り組むことを確認した。【藤木俊治】

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