元テレビ朝日社員の玉川徹氏(60)が29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。自民党が衆院3補選で不戦敗2つを含む全敗となり、今後の党としてどう立て直すかについて持論を述べた。

玉川氏は「今、これだけ自民党に逆風になっているのは、政治と金の問題なわけですよ」と話し「僕が自民党だったらね、絶対に争点を消しにいきますけれどもね。つまり、野党でも飲めないぐらいの厳しい政治改革をやって、で、そこが争点じゃなくなってしまえば、あとはそれ以外のところで選ばれるかどうかになるでしょ。僕だったらそういう戦略をとるけど、できるかどうか」と語った。

さらに玉川氏は「だからこそ、従前から申し上げているとおり、企業、団体献金を禁止できるかどうか、自民党が」と党再生の最終手段について決断できるかどうかの持論を展開した。

そして「これ(企業などの献金禁止)ができれば、争点が消えるわけですよ。だけど、これができなかったら、誰が総裁になろうとも、野党はそこを突きますよね」と話し「自民党ではできませんというのは、政権交代の理由になる。僕はずーっと突きつめていくこと、企業、団体献金を自民党が禁止できるかどうかがキモになる」ときっぱりと話した。