加藤清史郎(22)成河(43)宮尾俊太郎(40)が29日、都内で、舞台「未来少年コナン」(インバル・ピン演出)のトークショーに出席した。

「未来少年コナン」は宮崎駿氏の初監督作で1978年(昭53)にNHKで放送。本作を元に舞台化し、加藤は主役のコナン、成河はジムシー、宮尾はダイスを演じる。

加藤は「70年代にこれが作られたのかという思い」とし「すてきな作品に携われることを誇りに思う一方で、ずっと緊張しています」と話した。インバル演出について成河が熱く語る一方で、加藤と宮尾は初体験。加藤は「空間を作り出すのが本当にすばらしい。劇場に足を運んでいただけたら、その空間にいつの間にか引きずり込まれて、コナンが生きている世界で一緒に物事を見ることになると思います」と話した。

トークショーの最後には、3人で「酔いどれガンボート」の生歌を披露した。加藤は「この歌のシーンも今稽古中ですが、今回は3人で歌う特別バージョンで、コナンとジムシーが一緒に歌うのは今日だけかもしれない」と説明した。

加藤と宮尾は20年1月期放送のTBSドラマ「ヤマトナデシコ七変化」以来、14年ぶりの共演。加藤が「今日は宮尾さんと呼んでいるけど、裏では俊ちゃんと呼ばせていただいています」というと、宮尾は「僕も清ちゃんと呼んでいて、俊ちゃん清ちゃんの仲です」と、息の合ったコンビであることもうかがわせた。

同舞台の東京公演は5月28日、東京芸術劇場プレイハウスで初日公演を行う。また大阪公演は梅田劇場シアター・ドラマシティで6月28日が初日となる。