元力士「千代の真」で、俳優の澤田賢澄(けんしょう、37)が脳幹出血で倒れたことを受け、所属事務所「オープンボックス」の田代良徳代表(47)が29日、早期回復を願った。

澤田が自宅で意識を失って倒れたのは4月20日。その前夜、2人は会っていたが異変はなかったという。田代氏は「その日は酒も飲んでいませんでした。よく『野菜を取らないと』と言って、健康には気をつけていました」と話す。

20日は居合わせた友人から連絡を受け、澤田の自宅に駆けつけ、救急車を見送った。澤田は現在も入院中。田代氏は「回復を願っています。皆さんからパワーを送ってもらえれば」と話した。

澤田の弟の佐ノ山親方(元千代の国)は6月8日に引退相撲(両国国技館)を実施する。兄弟による「最後の一番」が予定されている。

澤田は、2002年初土俵で、最高位は西幕下59枚目。2012年9月場所を最後に引退。2023年5月から配信のNetflixオリジナルドラマ「サンクチュアリ-聖域-」の猿谷役で役者デビューし話題となり、ドラマや現在放送中のCMにも出演するなど、“力士俳優”として活躍している。