セレッソ大阪は29日、FW木下慎之輔(19)がJ3ガイナーレ鳥取に育成型期限付き移籍することを正式発表した。期間は25年1月1日まで。

下部組織出身でプロ2年目のストライカーは、ここまで公式戦出場の機会がなく、複数クラブとの交渉の末に鳥取への移籍を決断した。出場機会を得て、さらなる成長を目指す。

クラブを通じて「去年から今年にかけてけがばかりで、チームに貢献できなかったことを申し訳なく思っています。鳥取で成長して、大きくなった姿を見てもらえるよう頑張って来ます」などとコメントした。

175センチ、76キロの木下は、C大阪ユース(U-18)時代の22年にトップチームに2種登録され、同年8月にはブラジル1部レッドブル・ブラガンチーノに短期留学し、U-18日本代表にも選ばれていた。

鳥取はJ3で現在、4勝4分け3敗の8位。今季から林健太郎監督(51)が指揮を執り、元C大阪のMF長谷川アーリアジャスール(35)らが在籍している。

◆木下慎之輔(きのした・しんのすけ)2004年(平16)5月9日、大阪・交野市生まれ。小学4年時にC大阪エリートクラスに入団し、ジュニアユース(U-15)、ユース(U-18)を経て23年にプロ契約。175センチ、76キロ。愛称「シン」「シンノスケ」。