阪神鈴木勇斗投手(24)が29日、丸刈り姿で鳴尾浜での2軍戦試合前練習に現れた。

ナインからいじられ、ファンからも「髪の毛短くなったね」と声が飛んだ。前日28日はウエスタン・リーグのソフトバンク戦に先発するも、3回途中3失点で降板。初回に四球絡みで3失点し、「先発で毎回同じ、立ち上がりが悪くて、リズムつくれず、野手に迷惑をかけている。自分に活を入れるじゃないですけど。そんなので野球がうまくなるわけじゃないですけど、とにかく気持ちです」と気合を入れる意味があると明かした。

前夜、敵地福岡・筑後から帰阪後、寮の風呂で自らバリカンで高校時代以来という「五厘刈り」にした。頭の後ろは同じ左腕富田に手伝ってもらったという。「自分で刈ることに意味があるんです。刈っていくうちに、やったろう、と。やるしかない」。仲間からは「ついに出家したか」「拝んどかないと」など、愛あるいじりを受けた。気合を入れ直し、リスタートする。