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伊達公子×プロフェッショナル

女子テニスで元世界4位の伊達公子さんが各界で活躍する人と対談します。

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伸びる選手に必要なのはコミュ力と何? マラソン山下佐知子さん

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第一生命グループ女子陸上競技部の監督を28年務めた山下佐知子さん(右)と伊達公子さん=東京都世田谷区で2024年3月13日、内藤絵美撮影
第一生命グループ女子陸上競技部の監督を28年務めた山下佐知子さん(右)と伊達公子さん=東京都世田谷区で2024年3月13日、内藤絵美撮影

 パリ・オリンピックのマラソン代表の鈴木優花選手を含め、これまで監督として4人のオリンピック選手を育ててきた第一生命グループ女子陸上競技部の山下佐知子さん(59)。女子テニス元世界4位の伊達公子さん(53)との対談の後編は伸びる選手の特徴などに話が及びました。

 伊達公子さんと山下佐知子さんの対談を2回に分けて配信します。
 前編 山下さんが指導者として意識した自分らしさ
 後編 2人が考える「伸びる選手に共通すること」

重視するのはコミュニケーション能力

 伊達 陸上競技部に入ってくるのは何歳くらいの人たちですか。

 山下 高校や大学を卒業して来る選手もいるし、今は中途や移籍もあります。私が(選手の勧誘で)重視する点として、ランニングフォームは気になります。あとは試合に強いかどうか。集中力や試合での力の発揮度は教えるのが難しいので。勧誘はマネジャーがしてくれるのですが、コミュニケーション能力を見ていると聞きます。素直さがあると改善しやすいし、きちんと会話しながら取り組めないと伸び代がつぶれると思います。

 伊達 私が関わるジュニア育成プロジェクトのオーディションで昨年9月、初めて言語能力のテストを入れました。人が話してい…

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