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「幅広いウイング」が奏功 補選勝利に沸く立憲 野党共闘には溝も

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衆院補欠選挙で擁立した3候補者の当選確実が報じられ、取材に応じる立憲民主党の泉健太代表=東京都千代田区の同党本部で2024年4月28日、猪飼健史撮影
衆院補欠選挙で擁立した3候補者の当選確実が報じられ、取材に応じる立憲民主党の泉健太代表=東京都千代田区の同党本部で2024年4月28日、猪飼健史撮影

 立憲民主党は泉健太代表が2021年11月に就任して以来、国政補選で公認候補の負けが続いており3補選での勝利に沸き立つ。自民党の裏金問題による「敵失」の中でも負けが込めば「泉降ろし」が起きかねない状況だっただけに、9月の代表選での再選を見据える泉氏にとっても弾みとなった。ただ、次期衆院選での野党「共闘」に向けた各党との溝も浮かび上がる。

 「150(議席)は目標ではなく、私自身の進退に関わる数字です。党大会でも200を超える候補者を擁立し、できる限り当選者を増やしていくことを確認している」。選挙戦終盤の26日、3補選とも立憲優勢が伝えられる中での記者会見で、泉氏は次期衆院選への自信をにじませた。

 自民が裏金事件の対応に追われ、国会での政治改革論議にも後ろ向きな姿勢を見せる中、立憲は3補選すべてに候補者を立て「裏金対応に対する答えを出す重要な選挙」(泉氏)と攻勢を強めた。他の野党も呼応し、国民民主党は島根1区と長崎3区で立憲を支援。共産党は島根と東京15区で候補者を取り下げ、3補選すべてで直接、間接の支援に回った。立憲幹部は「政権与党となるためには、中道からリベラルまでの幅広い層に支持を呼び掛け、各野党と連携して野党の議席を増やしていくことが重要だ」と勢いづく。

 ただ、…

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