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狂い続けた自民の歯車、ついに「保守王国」落城 衆院補選・島根1区

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支持者らに敗戦をわびる錦織功政氏=松江市で2024年4月28日午後8時6分、松原隼斗撮影
支持者らに敗戦をわびる錦織功政氏=松江市で2024年4月28日午後8時6分、松原隼斗撮影

 28日投開票の衆院3補欠選挙で唯一候補者を立てた島根1区でも敗れ「全敗」を喫した自民党。自民はなぜ島根という「最後のとりで」まで崩されたのか。岸田文雄政権の行方は――。

 投票締め切り直後の午後8時過ぎ、注目の島根1区補選で立憲元職、亀井亜紀子氏の当選確実を報道各社は一斉に報じた。出口調査などで亀井氏が大きくリードしていると判断したためで、自民新人の錦織功政氏は接戦にすら持ち込めなかったことを意味する。自民が長年守り抜いてきた「保守王国」島根の議席すらあっけなく失われていく様は、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件で招いた逆風のすさまじさを物語っていた。

 岸田文雄首相の今後の行方を占う試金石と位置付けられた衆院3補選。自民は東京15区と長崎3区で不戦敗を余儀なくされ、候補者を擁立できたのは島根1区のみ。東京15区では間接的な勝利を目指して小池百合子東京都知事が擁立を主導した無所属新人で作家の乙武洋匡氏の推薦を模索したが、推薦依頼が来ず見送った。告示時点で「負け越し」が確定する異例の展開をたどった。

 「1勝か、3敗か。…

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