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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ロシア、人手不足で障害者雇用を拡大 民間に軍需産業のしわ寄せ

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対独戦勝記念日の記念式典に向けてリハーサルを行うロシア軍兵士=モスクワで2024年4月26日、ロイター
対独戦勝記念日の記念式典に向けてリハーサルを行うロシア軍兵士=モスクワで2024年4月26日、ロイター

 ウクライナに侵攻するロシアでは軍需産業が拡大し、一般の民間企業で人手不足が深刻化している。これを受け、ロシア政府は障害者の雇用拡大に乗り出した。ウクライナ侵攻で負傷した元兵士が増えていることが要因とみられるが、恩恵を受けるのは一部だとの指摘もある。

 ロシア経済発展省は23日、2024年のロシアの経済成長率予測を23年9月発表の2・3%から2・8%に引き上げた。

 けん引役となっているのが軍需産業だ。ロシアの24年予算では国防費が3割を占め、ソ連崩壊後で最高水準となる国内総生産(GDP)の6%に達した。ロシアは「影の船団」と呼ばれる闇タンカーで西側諸国の制裁を回避しながら、主要な収入源である原油を輸出。軍需産業が兵器や弾薬の生産を拡大し、それらが経済を支える戦時経済色が強まっている。

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