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箱根、ニューイヤー、都大路ーー。駅伝に賭け、たすきをつなぐ選手、監督、関係者らの思いに迫ります。

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駅伝指導の問題点は「硬直化」 横田真人が語る/1

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TWOLAPS TCのコーチとして、駅伝の指導にも携わっている横田真人さん=TWOLAPS TC提供
TWOLAPS TCのコーチとして、駅伝の指導にも携わっている横田真人さん=TWOLAPS TC提供

 陸上女子長距離の新谷仁美選手のコーチとして知られる、陸上クラブ「TWOLAPS TC」代表の横田真人さん(36)は、ネット交流サービス(SNS)で積極的に発言する気鋭のプロコーチだ。もともと「畑違い」だったという駅伝への率直な思いや指導で感じる問題点について、5回に分けてお届けする。【構成・岩壁峻】

視聴者として駅伝は「面白い」

 現役時代は中距離の800メートルが主で、駅伝に一切興味がありませんでした。正直、「駅伝に関わらずに済んで良かったな」と思っていたくらいです。

 今はだいぶ変わってきましたが、チームワークを求められる集団主義的な生活は僕の考えと合わないんです。指導者の考えが、自分の意思決定に影響を及ぼす種目だなと感じていました。

 世界の舞台で日本選手が活躍できていなかった男子800メートルを専門にしていたこともあり、自分の競技人生は自分で切り開きたいという思いが強かったです。

 実は長距離種目や駅伝への誘いもありました…

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