なぜいま? 岸田首相がGWに「世界一周弾丸ツアー」を敢行する理由
毎日新聞
2024/4/28 07:30(最終更新 4/28 11:28)
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岸田文雄首相は5月上旬、ブラジルとパラグアイを歴訪する。日本の首相が国際会議出席などを除き南米へ個別訪問するのは、2014年の安倍晋三首相(当時)以来、10年ぶり。岸田首相としては初めてだ。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題や物価高に直撃されて政権運営に苦しむ中、首相はなぜ今、空路で丸1日以上かかる「地球の裏側」へと出向くのか。
3泊6日でフランス、ブラジル、パラグアイへ
首相は1日に日本を出発。南米に先立ち、フランスに立ち寄り、経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に出席するほか、マクロン大統領とも会談する。2日夜にブラジル入りし、3日午前にルラ大統領と会談すると、すぐにパラグアイへと移動。その日のうちにペニャ大統領と会談する。4日には再びブラジルへとって返し、日系人との交流行事や政策スピーチなどに臨む。4日夜に帰国の途に就き、6日午後に帰国する。3泊6日の「世界一周弾丸ツアー」(政府関係者)だ。
首相が過酷な旅程を選んだ理由。その一つは…
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