ネクスト原川よ、現れろ！　U－23日本代表は29日（日本時間30日未明）、パリ五輪アジア最終予選兼U－23アジア杯カタール大会準決勝でイラクと対戦する。勝てばパリ五輪切符を手にする大一番。果たしてパリに導くゴールを決めるのは誰か。16年のリオデジャネイロ五輪最終予選で、今回と同じイラク相手の準決勝で“五輪決定弾”をたたき込んだ東京MF原川力（30）が、伝説のゴールを振り返りながら若きサムライたちにエールを送った。

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“ネクスト原川”候補として、MF川崎颯太に期待がかかる。原川と同じ中盤で、ユースから京都入りしてトップ昇格した経歴も重なる。最終予選初戦は先発から外れるも、2戦目でスタメン入りした流れも一緒。川崎はその2戦目UAE戦でゴールを奪っている。延長戦までもつれる死闘となったカタールとの準々決勝後には「自分は必要とされているからメンバーに入っている。例えスタメンではなくても、クローザーでも全てをささげるつもりでここに来た」とギラついた思いを口にしていた。再び“京都産”のヒーロー誕生となるか。

○…原川が準決勝イラク戦に臨む東京の後輩たちへ期待を込めた。MF荒木、MF松木、GK野沢に向けて「コンスタントに試合に絡んでいるし、経験のある選手たち。（五輪）連続出場へのプレッシャーはあると思うけど、普通にやれば大丈夫」と太鼓判を押した。この日の新潟戦では3点リードの後半36分から途中出場。中盤の底で攻守のバランスを取り、3試合ぶりの勝利に貢献した。