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サヘル・ローズさん「学べば道を切り開ける」 難民の子どもたち支援

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難民や過酷な状況に置かれる子どもたちの支援に取り組む俳優のサヘル・ローズさん=東京都千代田区で2024年3月5日、竹内紀臣撮影
難民や過酷な状況に置かれる子どもたちの支援に取り組む俳優のサヘル・ローズさん=東京都千代田区で2024年3月5日、竹内紀臣撮影

 イラン出身の俳優、サヘル・ローズさんは、幼少期に起きたイラン・イラク戦争のさなかに家族を失った。その体験を胸に刻みながら戦争や紛争で難民となった人々、過酷な状況に置かれる子どもたちの支援に取り組んでいる。「特に力を入れているのは教育のサポート。人は学ぶことで自分の道を切り開くことができる」と語る。

 ――各地の難民キャンプや孤児院への訪問を重ねています。今年2月にはアフリカのウガンダに行ったと聞きました。

 ◆アフリカを訪れたのは初めてでした。私が向かったのはウガンダ西部のチャングワリという難民居住地の一区画。居住地全体で約13万人が暮らし、その9割以上が武装勢力などによる内紛が続く隣国コンゴ民主共和国からの難民です。戦闘で親を失った子どもが少なくありません。

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