セレッソ大阪が、暫定ながら2位から首位へと再び浮上した。

前節名古屋戦で今季初黒星を喫し、迎えたホーム横浜Fマリノス戦。過去10戦不敗(7勝3分け)だった好相性の相手に、2度リードを奪われながら、2度とも追いつく執念ドロー。開幕10試合で5勝4分け1敗の勝ち点19とした。

今季初の連敗を免れ、小菊昭雄監督(48)は「他会場では強いチーム(町田や神戸など)が敗れている中、大きな勝ち点1。次は勝ち点3を全員で取りに行きたい」と前向きに話した。

先発としては6試合ぶりに出場したMF香川真司(35)も「負けなかったのは、昨年より成長した。ビハインドだと昨年は、ことごとく負けた。勝ち点1は大きいと受け止めたい」。

川崎F時代はリーグ優勝4度のDF登里享平(33)は「我慢しきれなかったという印象はある」と、ミスなどで許した失点を反省しながらも、暫定首位には「もっと突き抜ける存在でありたい。内容がよくなれば必然と結果もついてくる。力のあるチーム相手や、落とせない試合で、もっと突き抜けられる存在になりたいし、なれるチームだと思う」と、現状に満足はしていなかった。

暫定で首位はC大阪、得失点差で2位にFC町田ゼルビアが続く。28日の試合で3位サンフレッチェ広島が勝てば、自動的に首位に浮上する。