「冷たい海に今もつかって」 海自ヘリ墜落1週間、機体回収は難航か

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海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落した伊豆諸島の鳥島東方海域で捜索に当たる海自の艦船=2024年4月22日午前10時48分、本社機「希望」から
海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落した伊豆諸島の鳥島東方海域で捜索に当たる海自の艦船=2024年4月22日午前10時48分、本社機「希望」から

 伊豆諸島・鳥島の東海域で海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が夜間訓練中に墜落した事故は、27日で発生から1週間となった。搭乗員は死亡が確認された1人を除き、7人が行方不明のままだ。「ひょっこり帰ってきてくれないか」。同僚たちは帰還を祈る。一方、海自は捜索活動や原因究明を続けている。ただ、機体の回収は難航も予想される。

親しい隊員が搭乗「真相を知りたい」

 「冷たい海に今もつかっているのか……」。東京・市ケ谷の防衛省。ある海自隊員は、搭乗者リストに親しい隊員の名前を見つけた。「細心の注意を払っていたはず。真相を知りたい」と声を絞り出した。

 墜落した2機は…

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