神戸ポートタワー2年半ぶりリニューアル　ガラス張りデッキ新設

　港町・神戸のシンボル「神戸ポートタワー」（神戸市中央区）が26日、2年半ぶりにリニューアルオープンした。

　ポートタワーは高さ108メートル。1963年に開業し、耐震工事や建物内の改装のため2021年9月から閉鎖していた。中央が細くなっている特徴的な外観を変えず、街を一望できるガラス張りの屋上デッキや4階テラスが新設された。また、夜の市内観光を推し進めるため、開館時間が午後11時までに延長された。

　開館式で、タワーの高さにちなみ関係者108人が周囲を取り囲んでテープカット。朝早くから待っていた観光客が入場し、一新された館内で記念撮影などをしていた。

　岐阜県から訪れた会社員、黒田涼太さん（29）と奥村歩美さん（28）は「岐阜は海がないので大きなクルーズ船が行き来する姿が一望できる」と屋上からの眺望に感激していた。

　営業は午前9時から。展望フロアは有料で高校生以上1000円、小中学生400円、未就学児無料。屋上デッキは別途100～200円かかる。【栗田亨】