新潟のトキエア、仙台線就航 札幌に続き2路線目 今夏に愛知も

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仙台空港へ向けて離陸するトキエアの機体=新潟市東区の新潟空港で2024年4月26日午前7時46分、神崎修一撮影
仙台空港へ向けて離陸するトキエアの機体=新潟市東区の新潟空港で2024年4月26日午前7時46分、神崎修一撮影

 新潟市の航空会社「トキエア」は26日、新潟―仙台線を開設した。1月に就航した新潟―札幌線に続く同社2路線目。新潟空港(同市東区)で同日、記念式典があり、関係者がテープカットし新規就航を祝った。トキエアの長谷川政樹社長は報道陣の取材に、路線のさらなる拡大を目指すとして、新潟―中部(愛知)線については今夏の就航に向けて準備を進めていることを明らかにした。【神崎修一】

 新潟―仙台間に定期航空便が就航するのは約26年ぶり。札幌便と同じ72人乗りの小型プロペラ機「ATR72」を使い、1日2往復、週5日運航する。両都市の直線距離は約170キロだが、直通列車がなく高速バスは4時間以上かかる。トキエアは両空港を約45分で結ぶ利便性を強調し、ビジネス客を呼び込みたい考えだ。運賃は片道9000円からで、搭乗率7割以上を目指す。

 長谷川社長は式典後の取材で「仙台まで45分で結ぶ飛行機の便利さを感じて、ぜひ利用してほしい」と呼びかけた。トキエアは中部、神戸両空港への就航を目指しており、「次は中部空港を想定し準備に取りかかっている。札幌線の就航から仙台線の就航まで約2カ月かかったので、それぐらいがめどだ」と説明した。

 新潟空港整備推進協議会会長代理を務める県の笠鳥公一副知事は「仙台と直接つながる意味は大きい。県や関係団体で盛り上げて、利用促進につなげたい」と述べた。

 新潟空港からの初便は約60人の乗客を乗せ、午前7時半ごろ出発。仙台空港からの折り返し便が9時40分ごろ到着すると、乗客は観光関係者から盛大な歓迎を受けた。

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