セレッソ大阪に所属する2選手が、ともに今夏のパリ(五輪)オリンピック出場権獲得に王手をかけた。

現在開催中のU-23アジア杯カタール大会に、インドネシア代表としてDFジャスティン・ハブナー(20)が出場中。

17日のルヴァン杯J3岩手戦を終え、盛岡から新幹線を乗り継ぎ、カタールへ途中合流していた。

25日の準々決勝韓国戦では、背番号10で3バックの左でフル出場し、2-2で突入したPK戦では5人目で登場。1度は失敗したものの、韓国GKが先に動いたため、蹴り直しの末に成功した。

PK戦は11-10で制し、インドネシアは大会初出場で韓国を破るなど大波乱を起こした。

ハブナーはプレミアリーグのウルバーハンプトンから3月末に期限付き移籍でC大阪入り。オランダ生まれの187センチのセンターバックで、希少価値の高い左利き。A代表が出場した1月のアジア杯では日本とも対戦した。

Jリーグ入り後は「僕はDFなのでゴールを守り、1対1や空中戦で絶対負けないところを見てほしい」とアピールしていた。

カタールを破ってベスト4に進んだ日本代表にも、DF西尾隆矢(22)が選出されているが、初戦の一発退場処分により3試合の出場停止となり、次の準決勝から出場可能となる。

2人は4月29日の準決勝で敗れた場合でも、5月2日の3位決定戦まではカタールに残ることが確定し、3位決定戦か同3日の決勝戦で直接対決する可能性がある。