北京モーターショー EV競争、勢い増す中国 日本の生き残り策は

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
BYDが初公開した新型PHV=北京市で2024年4月25日
BYDが初公開した新型PHV=北京市で2024年4月25日

 世界最大の自動車市場である中国で、北京モーターショー(MS)が25日開幕し、国内外の自動車メーカーが電気自動車(EV)の新モデルを相次いで披露した。主役はやはり世界のEV市場を席巻する中国勢。異業種からの新規参入組も勢いを見せるが、価格競争は激しさを増す。こうした厳しい状況の中で日本勢は生き残り策を打ち出すが、新たな懸念も浮上した。

 「注文は4日間で6000台近く増えた。今後15~20年努力して世界トップ5の自動車メーカーになる」。スマートフォン中国大手、小米科技(シャオミ)創業者の雷軍会長兼最高経営責任者(CEO)は力強く宣言した。3月末に発売したばかりのスポーツカーなどEV3車種を展示した発表会には、国内外の記者や関係者が数多く詰めかけた。

 2010年創業の同社は、米アップルの…

この記事は有料記事です。

残り2151文字(全文2497文字)

あわせて読みたい

この記事の筆者

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月