パリオリンピック(五輪)アジア最終予選を兼ねるU-23アジア杯カタール大会で、日本(B組2位)が開催国のカタール(A組1位)を延長戦の末に4-2と破り、4強に進出した。五輪出場に王手をかけた。

的確な選手交代やマネジメントでチームを勝利に導いた大岩剛監督(51)は、MF松木玖生(20=FC東京)の途中交代について言及した。

前半にイエローカードを1枚受けた松木は、ハーフタイムでFW藤尾翔太(22=FC町田ゼルビア)と交代となった。指揮官は「戦術的なものもあるし、それはなかなかいいづらいですし、まだ次の試合もある」と相手が10人になったことによる戦術的な理由と、次戦を見据えた交代策だったことを明かした。その上で「その後の彼の行動は素晴らしいですよとしか言えないかな」と説明した。

松木はベンチに座りながらもタッチラインに転がってきたボールを素早く取って仲間に渡したり、FW細谷真大(22=柏レイソル)が決勝点を奪った際には大岩監督と抱き合ったりするシーンなどがカメラに抜かれていた。