パリオリンピック(五輪)アジア最終予選を兼ねるU-23アジア杯カタール大会で、日本(B組2位)が開催国のカタール(A組1位)を延長戦の末に4-2と破り、4強に進出した。五輪出場に王手をかけた。

試合後の取材で、大岩剛監督(51)は、自身がイエローカードを受けた場面を振り返り、反省の思いを口にした。

延長後半10分頃にゴールライン際での判定に対して、テクニカルエリアの外まで出て抗議すると、警告が与えられた。やや厳しいイエローカードとも取れる判定だったが、同シーンについて問われると、大岩監督は「申し訳ない。反省しています」と素直な言葉を口にした。続けて「ジャッジメントを選手に注意しろというくせに、自分がね、ああいうことをして、ものすごく反省している。あとはそのパフォーマンスのところもある。選手に謝罪をしないと。次に生かしたい。申し訳ない」と次戦以降を見据えた。

試合終盤の熱が入る時間帯でもあり、「致し方ないか?」との問いには「致し方なくはないと思うんですけど、9割5分、9割8分くらいは僕のミステイク。それはしっかりと謝罪をする。ただあれくらい監督としても試合に入るというか、選手と戦っているというのは、0・1くらいあってもいいんじゃないかなと。選手の気持ちをもう1回奮い立たせるという意味で」と意図を説明。その上で「ただ不必要なイエローでした」と反省の言葉を繰り返した。