中学のハンドボール部で教諭が丸刈り強要か 大阪・豊中市教委が調査

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市立中学校のハンドボール部の顧問だった男性教諭が部員に丸刈りを強要していた可能性があるとして記者会見を開き、経緯を説明する市教委の担当者=大阪府豊中市で2024年4月25日午後2時15分、中田敦子撮影 拡大
市立中学校のハンドボール部の顧問だった男性教諭が部員に丸刈りを強要していた可能性があるとして記者会見を開き、経緯を説明する市教委の担当者=大阪府豊中市で2024年4月25日午後2時15分、中田敦子撮影

 大阪府豊中市教育委員会は25日、市立中学のハンドボール部で約3年前、顧問だった40代の男性教諭が部員に対して丸刈りを強要していた可能性があると明らかにした。市教委は関係者から聞き取りなどを進め、処分の必要性や再発防止を検討するとしている。

 市教委によると、2021年6月、部員が禁止されていたスマートフォンを持ち込んだことで、教諭と部員で複数回のミーティングが開かれた。しばらくして部員約10人のうち5人が丸刈りにしてきた。一部の部員らは保護者に「嫌だったがそうせざるを得なかった」などと説明しているという。

 一方で、教諭は聞き取りに「強要はしていない」と話したという。

 教諭を巡っては、過去にも生徒や保護者から「指導が厳しくて部員がけがをした」「退部しないよう強く引き留められた」などの相談が寄せられていた。

 市教委の担当者は「教師と生徒という優越的な関係の中で、圧力めいたものがあったと推測される。引き続き調査を進める」と話した。【中田敦子】

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