横浜F・マリノスFW宮市亮(31)がダブルの喜びをかみしめた。

前日24日はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝で蔚山との激闘に勝利したことに加え、「サッカー本大賞2024」授賞式で自身の著書「それでも前を向く」(朝日新聞出版)が大賞と読者賞に輝いた。たび重なる大けがを乗り越えてきた自身のサッカー人生を記した内容だ。

25日の練習後、受賞について問われると「僕も成長の途中ですけど、本を手に取ったみなさんが何か感じてくれたらうれしい。受賞はありがたいです」と喜んだ。

そして本業のサッカーについては「難しい試合になりましたけど、いろんな選手が(PKを)決めて、ポープが止めてくれた。センターサークルから見る光景には、は心揺さぶられるものがありました。決勝で負けたら価値がなくなるので絶対に勝ちたい」と誓う。

そしてACL決勝の第1戦のホーム(5月11日・日産スタジアム)に向けて「スタジアムが満員に埋まった中でプレーしたい」。クラブの歴史をつくるため、サポーターの力強い後押しを期待した。