プロ初スタメンとなった広島二俣翔一内野手(21)が2回、2死からヤクルト高橋奎の浮いた115キロを捉えて、広島ファンで赤く染まった左翼席に放り込んだ。「低めを捨てて、高めに来るボールを待っていました。浮いてきたカーブに対してしっかり振り抜くことができて良かったです」。プロ6打席目でのプロ初本塁打は、リードを2点に広げる貴重なソロとなった。

 

二俣は20年の育成ドラフト1位で磐田東から広島に入団。2年目に捕手から内野手にコンバートされ、シーズン終了後には支配下選手登録された。昨季は1軍登録されるも出場はなく、今季4月4日ヤクルト戦でプロ初出場を果たし、19日巨人戦でプロ初安打を記録したばかりだった。左翼での出場となったプロ初スタメンでのメモリアルアーチに「めちゃくちゃうれしいです」と笑顔を見せた。

【動画】広島二俣翔一がプロ初ホームラン プロ初スタメンに応えた