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辞退表明の元モー娘。市井氏が「初当選」 1日で辞職も7万円支給へ

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市井紗耶香氏=2012年3月、山本佳孝撮影
市井紗耶香氏=2012年3月、山本佳孝撮影

 2019年参院選比例代表で次点だったアイドルグループ「モーニング娘。」元メンバーの市井紗耶香氏(40)の繰り上げ当選が25日決まった。19年参院選時の当選者が28日投開票の衆院東京15区補欠選挙に立候補し自動失職したことに伴う措置で、就任は26日付。市井氏は事前に就任辞退を表明していたが規定上辞退できず、1日限りの参院議員となる方向だ。

 19年参院選では旧立憲から須藤元気氏(46)=現在は無所属=ら8人が比例代表で当選し、市井氏は次点だった。その後、旧立憲は旧国民民主党の一部との合流のため解党し、現在の立憲民主党が発足した。

 須藤氏は衆院東京15区補選への立候補に伴い自動失職。市井氏は環境の変化などを理由にネット交流サービス(SNS)で当選辞退を表明したが、制度上、現立憲と旧立憲は別組織扱いのため、現立憲に旧立憲の比例名簿を変更する権限はない。このため中央選挙管理会は25日の選挙会で市井氏の当選をいったん決定。就任後速やかに市井氏が辞職手続きを踏むことになった。最終的には次々点のアカペラグループ「RAG FAIR」元メンバーの奥村政佳氏(46)が繰り上げ当選する見込みだ。

 1日限りでも参院議員となれば、歳費や調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)が発生し、日割りで計7万6466円が支給される。国庫返納はできず、立憲関係者によると市井氏側は寄付などを検討しているという。

 市井氏の辞退表明を踏まえ、本会議場の議席の指定や議員会館の事務所の割り当てなどは省略することで各会派が合意している。

 立憲の泉健太代表は19日の記者会見で「今の制度だと存続政党がない場合に、名簿からの取り消しが、本人の意思だといってもできないことになってしまっている。少なくとも本人自身に決定権があり続けなければいけないのではないか」と指摘した。【安部志帆子、源馬のぞみ、田辺佑介】

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