元女優の若林志穂さん(52)が25日までにX(旧ツイッター)でライブ配信を実施し、女優復帰を否定するとともに、芸能界に対する思いを語った。

若林さんはファンから「芝居の上手な女優さんだったのに」と惜しむ声が寄せられ、「すごくうれしいなと思う」としながらも、「でも芸能界には未練はないです」とキッパリ。「こういう役はやりたかったなとか、そういうのはやっぱりありましたね。私が芸能界に居た時は時代劇が多かったので、ぶっちゃけ私、あんまり時代劇が好きじゃなかったんですよ。洋画が好きだったんですね。今でもそうですけど。だから今でも日本のドラマとか映画はほとんど見ないですね」と理由を説明し、「ただ、そういう役が来なかったというのは私の何かのイメージが強かった部分もあると思いますし、それはそれで、いろんな役者さんと共演することができたので」と振り返った。

また、当時は現在のように芸能界における性被害の問題が取り上げられることがほとんどなかったといい、「日本の芸能界のスタッフさんとか出演者の人たちの感覚の低さだと思う。実際、私も『S』っていうタイトルのヘアヌード写真集を出した時に、『この子は脱げる子だから、簡単に肉体関係ができるんだ』って思ってしまう人が多かった」と回想。「私は別にお遊びで脱いでるわけじゃない、プロとしてそういう仕事をしたわけですから、『脱げる子はやらせてくれるんだよ』みたいな、そういう日本の仕事に対しての考えの低さっていうのがあったと思う。昔はそういう考えの人が多かったんじゃないか。だから日本の芸能界だけじゃなく、日本という国がもっともっと意識を高くもってレベルアップしていってほしいと思う」と述べた。

若林さんは、13歳当時の84年の小泉今日子主演映画「生徒諸君!」で正式デビューし、90年代にTBS系ドラマ「天までとどけ」の長女役で人気を獲得。09年5月に所属事務所から契約解除され、芸能活動を引退していた。現在は「脊柱管狭窄症」や「複雑性PTSD」を患っていることなども明かしている。