福知山線脱線事故19年、教訓どう伝える JR西は事故後の入社7割

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JR福知山線脱線事故の慰霊施設「祈りの杜」=兵庫県尼崎市で2024年4月6日午後3時55分、本社ヘリから北村隆夫撮影 拡大
JR福知山線脱線事故の慰霊施設「祈りの杜」=兵庫県尼崎市で2024年4月6日午後3時55分、本社ヘリから北村隆夫撮影

 乗客106人が犠牲となった兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故から25日で19年となった。午前に現場近くで追悼慰霊式が開かれ、遺族やJR西日本の幹部らが亡くなった人たちに祈りをささげる。

 事故は2005年4月25日午前9時18分に発生した。福知山線の快速電車がカーブを曲がりきれずに脱線して線路脇のマンションに衝突、乗客106人と運転士1人が死亡、562人が重軽傷を負った。

 25日朝は事故が発生した時刻に合わせて、快速電車が速度を落としながら事故現場を通過する。付近に整備された慰霊施設「祈りの杜(もり)」では遺族やJR西幹部らが参列して慰霊式が執り行われる。

 事故から19年が経過し、事故後に入社した社員は全体の7割近くになった。次世代に事故の記憶や教訓をどう継承していくかが大きな課題となっている。【洪玟香】

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