横浜マリノスがPK戦制し初の決勝進出 サッカーACL

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【横浜マ-蔚山】PK戦を制し、決勝進出を喜ぶ横浜マの選手たち=日産スタジアムで2024年4月24日、藤井達也撮影 拡大
【横浜マ-蔚山】PK戦を制し、決勝進出を喜ぶ横浜マの選手たち=日産スタジアムで2024年4月24日、藤井達也撮影

サッカー・アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦(24日、日産スタジアム)

○横浜F・マリノス3―2(2戦合計3―3、PK5―4)蔚山●

 歴史に残る激闘を制し、横浜マが初となるACL決勝進出を決めた。GKポープ・ウィリアムは「サポーターも含め全員でつかみ取った勝利」と喜びをかみ締めた。

 横浜マはFW植中朝日の2得点などで、前半30分までに3点を奪って最高の滑り出しを見せた。アウェーで0―1で敗れた第1戦との合計でも2点をリード。快勝ムードが漂った。

 だが、流れは一変する。コーナーキックから1点を返されると、さらに前半終了間際に悲劇が待っていた。自陣ゴール前に抜け出した相手選手を止めようと、DF上島拓巳がスライディングタックルを仕掛けたが、相手が切り返した際にボールが腕に当たってしまった。上島はレッドカードで一発退場。献上したPKを決められて2戦合計3―3となった上に数的不利での戦いを強いられた。

【横浜マ-蔚山】前半、先制ゴールを決める横浜マの植中朝日(右)=日産スタジアムで2024年4月24日、藤井達也撮影 拡大
【横浜マ-蔚山】前半、先制ゴールを決める横浜マの植中朝日(右)=日産スタジアムで2024年4月24日、藤井達也撮影

 降り続く雨のように蔚山のシュートを浴び続けたが、全員で体を張って耐えた。延長後半には蔚山のシュートがポストに当たり、さらにオフサイドによるゴール取り消しにも救われた。

 そして突入したPK戦。蔚山の5人目のキックをポープが左に跳んでセーブした。直後にエドゥアルドが勝利を決めるキックを成功させると、選手たちは歓喜に沸くサポーターの元へと一目散にかけて行った。

 「ここまで来たら皆で優勝をつかみ取りたい」と植中。全員でアジアの王座をつかみに行く。【高野裕士】

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