10年前の「消滅可能性自治体」は今 持続可能な取り組みさまざま

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住民が積み上げた石垣が残る群馬県南牧村の街並み=2023年6月3日午後0時半、田所柳子撮影
住民が積み上げた石垣が残る群馬県南牧村の街並み=2023年6月3日午後0時半、田所柳子撮影

 10年ぶりに「消滅可能性自治体」の試算が公表され、全体の半数弱にあたる744自治体が将来的に消滅する可能性が高いとされた。今回は100年後も持続していると考えられる「自立持続可能性自治体」や、他地域からの人口流入に依存する「ブラックホール型自治体」という分類もあり、持続可能な街づくりに取り組む全国の自治体からはさまざまな声が上がった。

 群馬県南西部の山間地にある人口約1500人弱の南牧(なんもく)村。高齢化率は68・9%に達し(昨年10月)、2050年には20~30代の若年女性が20年比88%減の6人に減少すると試算された。減少率は10年前に続いて全国ワーストだった。

 減少率は当時の89・9%から若干改善したものの、村の移住推進担当…

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